【阜杭豆漿 徹底ガイド】行列の待ち時間・並び方・日本語メニュー・失敗しない注文方法

はじめに

台北市の人気エリア、善導寺駅の目の前にある「阜杭豆漿」は、地元民にも旅行者にも愛される台湾を代表する朝ごはんの名店。

開店直後から多くの人が列を作る人気ぶりで、連日1時間以上の大行列ができることも有名です。

月曜定休で、早朝5:30〜12:30ですが、売り切れ次第終了のことも。

平日の朝6:00〜7:00ごろが混雑を避けられるおすすめの時間帯です。

台北で朝食好きなら、一度は訪れたいお店。

甘い豆乳「豆漿」、鹹豆漿、焼餅、蛋餅など、「台湾の朝食文化」を気軽に体験できます。

この記事では、阜杭豆漿の行列に並ぶ際の具体的な待ち時間、混雑回避のコツ、そして日本語メニューを使った注文のコツ、必食のおすすめメニュー、アクセスまで、初めての訪問で役立つ情報をすべてまとめています。

注文時の参考になれば幸いです。

阜杭豆漿ってどんなお店？歴史と人気の理由

台北駅のお隣り、善導寺駅の目の前にある華山市場2階のフードコート内に店を構える阜杭豆漿。

1958年創業という長い歴史を持ち、半世紀以上にわたり地元民に愛され続けてきた台湾朝食の名店です。

ミシュランガイドのビブグルマンに選出されたことから、近年では観光客の人気も高く、毎朝開店前から行列ができるのが日常。

阜杭豆漿は「台湾朝ごはんの象徴的な存在」といえます。

厨房がオープンキッチン形式で、焼き立ての焼餅や焼パン、油條（揚げパン）を作る様子を目の前で見られるのも、この店ならではの楽しい体験。

窯の内側に生地を貼り付けて焼餅を作っている様子は台湾ならではの光景でつい見入ってしまいます。

阜杭豆漿の読み方 / 名前の由来

「阜杭豆漿」は中国語の読み方で「フーハン ドゥジャン（Fù háng dòujiāng）」です。

日本人の方からも中国語読みでそのまま「フーハン ドゥジャン」と呼ばれています。

「阜杭」とは、お店の創業者の出身地江蘇省の「阜」寧と台北の店舗がある「杭」州南路が由来だそう。

「豆漿」とは、豆乳の意味で、台湾ではドリンクの豆乳や豆乳でできたスープを指します。

アクセス・基本情報 善導寺駅から迷わず行ける

駅の目の前でわかりやすい立地にある阜杭豆漿。

地図や詳しい店舗情報はこの記事の下部にリストで掲載していますので、そちらをご覧ください。

• 住所：100台北市中正區忠孝東路一段108號2樓（華山市場内）
• 最寄駅：台北捷運板南線（MRTブルーライン）善導寺駅5番出口の目の前。改札を出てすぐの市場ビルに連絡。
• 営業時間：5:30〜12:30（売り切れ次第終了）
• 定休日：月曜日

行列・待ち時間は？混雑回避のコツ

特に休日や観光シーズンは開店直後から行列ができることがほとんど。

1時間以上待つことも多いため、朝早めの行動をおすすめします。

広くはないですが回転率が高いので、席が空いていなくても少し待てばすぐに座れます。

• ベストな訪問時間：平日は朝6:00〜7:00、週末は開店直後（5:30前後）が狙い目。
• 混雑のピーク：7:30〜9:00または週末・祝日の午前中（行列は階段→地下→駅出口まで伸びることも！）
• 注文の流れを先に決めておくとスムーズ：豆漿の種類（甘い・しょっぱい / 温・冷）＋主食（焼餅・蛋餅・油條など）をあらかじめ決めておくのが吉。
• デリバリー：お店から5キロ以内でホテルや名前を事前に指定すれば、配達員が届けてくれる。長時間の行列に抵抗がある方や早起きを回避したい方におすすめ！

人気メニュー紹介と頼み方のコツ

地元の方の多くが冷たい豆乳「冰豆漿」と卵が入っているメニューを頼んでいました。

豆乳を注文するときにお砂糖を入れるか聞かれるのですが、台湾ではお砂糖を入れるのが定番のようです。

おすすめメニュー	特徴
冰豆漿（ビンドウジャン） 甜豆漿（ティエントウジャン）	冷たい豆乳。甘さや砂糖の量をリクエスト可能。 甜豆漿は冰豆漿にお砂糖を追加した甘い豆乳のこと。
鹹豆漿（シェンドウジャン）	ネギ、ザーサイ、干しエビ、揚げパンが入ったしょっぱい豆乳スープ
厚餅夾蛋（ホウビンジャーダン）	ネギ入り卵焼きを挟んだ台湾風厚焼きパン
厚餅夾油條（ホウビンジャーヨウティヤオ）	揚げパンを挟んだ台湾風厚焼きパン
蛋餅（ダンビン）	台湾風の卵入りラップロール
油條（揚げパン）	豆漿に浸して食べたり、パンと合わせたり。豆乳との相性が良く、台湾朝食の定番。

おすすめの頼み方

• ポイント：注文場所の少し前に英語・日本語・韓国語などのメニュー表が置いてあり、初めてでもオーダーしやすい！不安であれば、メニュー表をスマホで撮影し、注文時に指差しで伝えればOK！
• 初訪問なら「鹹豆漿 + 厚餅夾蛋」または「鹹豆漿 + 蛋餅」で台湾らしい朝ごはんを体験することがおすすめ
• 甘い豆乳好きなら「甜豆漿 + 薄餅」など軽めの組み合わせも◎

注文の流れ

• お店の方から「ネイヨン（イートイン）？ワイダイ（テイクアウト）？」と聞かれる
• イートインであれば「ネイヨン」、テイクアウトで持ち帰る場合は「ワイダイ」と伝える
• 飲み物を注文する場所では「お砂糖を入れるか」「お砂糖の量」「温冷どちらか」を聞かれる
• 注文したらその場で商品を提供され、そのままの流れでお会計へ。
• 列に並んでいれば、注文→商品提供→支払いという流れになるので初めてでも安心。
• 座席スペースは広く、フードコート形式なので、ゆったり食事できるのもポイント。
• 食べ終わったらフードコート内の食器もどしにセルフで片付けるスタイル。

初めてならこれ！おすすめセット＆食べ方の提案

おすすめセット例

• 朝からしっかり派：鹹豆漿 ＋ 厚餅夾蛋（または 薄餅＋油條）
• 軽め&サクッと派 ：甜 / 冰豆漿 ＋ 蛋餅
• はしご旅や散策したいなら：甜 / 冰豆漿 ＋厚餅夾蛋＋油條をテイクアウト

阜杭豆漿のメニュー一覧

この記事のメニュー表に書かれた日本語は阜杭豆漿に置いてあるメニューに独自で追加したものです。

注文する際の参考にしてください。

飲料メニュー

豆乳を注文する際は「お砂糖を入れるか」「お砂糖の量」を確認されます。

冰豆漿（ビンドウジャン）にお砂糖を追加したものは甜豆漿（ティエントウジャン）と言います。

No.	中国語	日本語	中国語	日本語
1	豆漿（ドウジャン）	豆乳	冰豆漿（ビンドウジャン）	冷たい豆乳
			熱豆漿（ルードウジャン）	温かい豆乳
2	米漿（ミージャン）	お米とピーナッツから作られたライスミルク	冰米漿（ビンミージャン）	冷たいライスミルク
			冰米漿（ビンミージャン）	温かいライスミルク
3	鹹豆漿（シェンドウジャン）	ネギ、ザーサイ、干しエビ、揚げパンが入ったしょっぱい豆乳スープ

焼餅メニュー

厚餅

No.	中国語	日本語
11	厚焼餅（ホウシャオビン）	ネギ入り台湾風厚焼きパン
12	厚餅夾蛋（ホウビンジャーダン）	ネギ入り卵焼きを挟んだ台湾風厚焼きパン
13	厚餅夾油條（ホウビンジャーヨウティヤオ）	揚げパンを挟んだ台湾風厚焼きパン
14	厚蛋夾油條（ホウダンジャーヨウティヤオ）	卵焼きと揚げパンを挟んだ台湾風厚焼きパン

薄餅

No.	中国語	日本語
21	薄焼餅（バオシャオビン）	ネギ入り台湾風薄焼きパン
22	薄餅夾蛋（バオビンジャーダン）	ネギ入り卵焼きを挟んだ台湾風薄焼きパン
23	薄餅夾油條（バオビンジャーヨウティヤオ）	揚げパンを挟んだ台湾風薄焼きパン
24	薄蛋夾油條（バオダンジャーヨウティヤオ）	卵焼きと揚げパンを挟んだ台湾風薄焼きパン

台湾風パイ

No.	中国語	日本語
31	焦糖甜餅	キャラメル入り台湾風焼きパイ
32	蔥花鹹餅	ネギ入り台湾風焼きパイ
33	蘿蔔絲餅	切り干し大根入り台湾風焼きパイ

その他

No.	中国語	日本語
41	蛋餅（ダンビン）	台湾風の卵入りラップロール
42	蛋餅夾油條（ダンビンヨウティヤオ）	台湾風の揚げパンと卵入りラップロール
43	蔥蛋（ツォンダン）	ネギ入り卵焼き
44	荷包蛋（フーバオダン）	目玉焼き
45	油條（ヨウティヤオ）	台湾風揚げパン
46	飯糰（ファントゥアン）	台湾風おにぎり
46	飯糰夾蛋（ファントゥアンジャーダン）	卵入りの台湾風おにぎり

列の見つけ方→注文→受け取り→支払い→食器返却の手順

お店の外に列がない場合

• 列がある場合の先頭は上の画像の赤い星印にある階段を登った２階
• 大通りから横の道に入った細い道へ進む
• 人が見当たらない場合は階段を登って2階にあるお店へ直接行く

※阜杭豆漿が入っている建物への詳しい行き方やビル外観の画像はこのページの下部に載せています。

お店の外の列に並ぶ場合

• 人が並んでいる場合は画像の赤い星印を先頭に建物の外周に列ができているので最後尾に並ぶ
• わたしが行った時は同じ建物にあるスーパーマーケットPX MART（全聯福利中心）の目の前から並び始めて約50分ほどで注文や会計が完了
• 休みの日は人が多く、平日の朝イチだと待ち時間は少なくて空いている

メニューを見て注文内容を決める

• 注文カウンターに到着する直前にメニューがおいてある
• このメニュー表を見て注文したいものを決める
• 中国語に自信がない場合は、注文前にメニュー表の看板をスマホで撮影して、注文するときにその画像の中のオーダーしたいメニューを指差しで伝えると店員さんに伝わりやすい

イートイン・テイクアウトを伝える

• 阜杭豆漿では、飲料と焼餅は別ブースで注文する形式
• 列に並んでいると先に飲料やスープを注文する「飲料區」のコーナーに到着
• ここでお店の方から「ネイヨン（イートイン）？ワイダイ（テイクアウト）？」と聞かれる
• イートインであれば「ネイヨン」、テイクアウトで持ち帰る場合は「ワイダイ」と伝える

※飲み物を注文する「飲料區」や食べ物を注文する「焼餅區」はどちらも列に並んでいれば通る場所なので心配しないでください！
※注文する列は「飲料區」と「焼餅區」の2列に分かれていません。

「飲料區」で飲み物とスープを注文する

• 飲料メニューは「飲料區」で注文する
• 「豆漿（ドウジャン）」「米漿（ミージャン）」「鹹豆漿（シェンドウジャン）」のどれかを注文する場合はこの時にオーダー
• 飲み物を注文するときは「お砂糖を入れるか」「お砂糖の量」「温冷どちらか」を聞かれる
• 注文後、商品はその場ですぐに受け取れる

「焼餅區」で焼餅の注文をする

• 飲み物を受け取ったら次の店員さんがいる場所が「焼餅區」
• 「焼餅區」で飲み物以外の商品を注文して受け取る

注文後すぐにお支払い

• 注文を頼んで商品を受け取ったら、そのまま列の先に「結賬區」と書かれた場所でお支払い
• 現金やQRコードを使用したキャッシュレス決済が可能

座席確保

• 支払いが済んだら食べる場所を探す
• 複数人の場合は注文班と場所取り班にわかれると◎
• 阜杭豆漿がある場所はフードコートになっているので、空いている席であればどこでも座ってOK！
• 席が空いていない場合でも回転率が高いので、すぐに座れるようになる

食後の食器返却について

• フードコート内にいくつか「餐具回収」と書かれたブースがある
• 食後は「餐具回収」にお盆や食器を返却する

実食レビュー

わたしは「熱豆漿、鹹豆漿、厚焼餅」を注文しました。

ボウルがかなり大きく、豆漿を二つ頼んでしまったので飲み切れるか不安でしたが完食できました！

どれもとてもおいしく、行列ができる理由がわかります！

熱豆漿

熱豆漿は日本の豆乳とほぼ同じ味でした。

ボウルの下にお砂糖が溜まっているので混ぜながら飲むことをおすすめします。

鹹豆漿

台湾に来たら食べてみたかった「鹹豆漿」。

食べる前までは味の想像できませんでしたが、素材を生かした優しいお味でとにかくおいしかったです！

熱で豆乳が少し固まり始めているけれど、かたすぎず絶妙な加減でした！

干しエビやザーサイ、お出汁がきいていて美味。早くまた食べたいです！

厚焼餅

最初他のものを頼もうとしたのですが売り切れていてカウンターにたくさんあった「厚焼餅」を注文しました。

日本のパンのようにふわふわしていなくてずっしりしているので食べ応えがあります！

パンの周りにごまもついていて周りは少しクリスピーな食感。

実際に行ってみた感想 「並ぶ価値あり？」を検証

私が初めて訪れた日は休日の11時ごろでしたが、50分ほどで入店と注文が完了。

朝の列はそれほどつらくなく、焼きたてパンと温かい豆漿で朝食にぴったりでした。

週末や観光シーズンはさらに混雑しているので、「朝早め or 諦めず並ぶ」 のどちらかが必要かもしれません。

料理はどれも手頃な価格ながら満足感が高く、「台湾らしい朝ごはん」が気軽に味わえる ことから、「阜杭豆漿に並ぶ価値あり」と感じました。

阜杭豆漿への行き方・外観

• お店が営業している時は常に列ができており、休みの日は特に賑わっています。
• ビルを囲むようにたくさんの人が並んでいるので、列はすぐに見つけられます。
• MRTで行く場合は板南線の善光寺駅で下車して5番出口を出るとちょうど建物の正面に到着。
• エレベーターを利用される方は善導寺駅の3番出口を利用してください。
• 建物の1階はスーパーマーケットPX MART（全聯福利中心）が入っていて、2階に「しまむら」の看板が出ています。
• 台北駅から来る場合は大通りをまっすぐ歩くとお店の前に到着します。

台北駅からも近いので、街並みを見ながらお散歩してお店へ行くのもおすすめです。

Googleマップで行き先に「阜杭豆漿」と入力してから「ルート・乗換」を選択後、出発地を選択して検索すると最短の行き方がわかるのでぜひ調べてみてください。

阜杭豆漿の地図・場所

こんな方におすすめ / こんな方は注意

おすすめ

• 台湾らしいローカル朝食を味わいたい方
• 早起きして効率よく旅したい方
• はしご旅や1日を有効に使いたい方

注意したい方

• 朝起きが苦手な方
• 長時間の行列に抵抗がある方
• 混雑・待ち時間が苦手な方
• 豆乳・揚げパンが苦手な方

まとめ 阜杭豆漿を楽しむためのチェックリスト

台湾旅行で「台湾らしい朝食」を楽しみたいなら、阜杭豆漿は間違いなく押さえておきたい名店です。

• 朝5:30〜7:00の時間帯を狙おう
• 注文前にメニューを決めて、スムーズに進もう
• 豆漿＋パン / 蛋餅の組み合わせが基本
• 初回は「鹹豆漿 + 厚餅夾蛋」あたりがおすすめ
• フードコート形式で座席も確保しやすく、回転も早め
• 混雑を避けたいなら「平日早朝 / テイクアウト / デリバリー」がおすすめ

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