海外旅行の通信手段はどれが正解？SIM・eSIM・海外Wi-Fiレンタルを徹底比較【初心者向け】

海外旅行で使う通信手段、どれを選べばいい？

海外旅行では、現地でインターネットを使えるかどうかが旅の快適さを大きく左右します。
地図検索、配車アプリ、翻訳、支払い、ホテルやレストランの予約など、通信環境は必須です。

一方で、通信手段の選択肢が多く、初めてだと迷いやすいポイントでもあります。

• SIMカード？
• eSIM？
• 海外Wi-Fiレンタル？

この記事では、海外で使える通信手段3つを比較し、自分に合った選び方をわかりやすく解説します。

海外で使える通信手段は主に3つ

海外で使える通信手段は主にこちらの３つです。

1. 海外用SIMカード（物理SIM）
2. eSIM（デジタルSIM）
3. 海外Wi-Fiレンタル

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

海外SIMカードとは？【物理SIM】

海外SIMカードは、今スマホに入っているSIMカードと差し替えて使うタイプの通信手段です。
一般的に「物理SIM」と呼ばれています。

メリット

• 通信が安定している
• 比較的安い
• 日本・現地どちらでも購入可能

デメリット

• SIMの入れ替えが必要
• 小さいSIMを失くしやすい
• デュアルSIM非対応機種だと不便
• SIMピンを忘れると入れ替えが難しい
• 現地購入は言語や設定で困る場合あり
• 現地購入は旅の時間が削られる

SIMカードを購入して入替するには最低でも10分ほど必要です。
観光シーズンでSIMカード購入カウンターが混んでいるとさらに時間がかかります。
海外SIMカードを現地で購入される方は余裕を持ってスケジュールを組みましょう。

こんな方におすすめ

• SIMカードの設定に慣れている
• 長期滞在
• コスト重視

実際に使用した感想

台湾旅行と台湾留学中に空港や街中で物理SIMを購入して実際に使用した経験があります。
通信が安定していて快適にスマホを使えました。

SIMカードの入れ替えや設定に慣れていない方は海外SIMカード以外の選択肢をおすすめします。

SIM名	対応国	日数	通信容量	料金	購入場所	日本語対応	おすすめ度	公式サイト
Amazon海外SIM	国別	5〜30日	定額	安い	Amazon	△	★★★☆☆	▶︎商品を見る
空港SIM	国別	短期〜長期	定額	普通	現地空港	×	★★☆☆☆	–

👉 台北松山空港 ｜ SIMカード購入方法・使い方・販売店マップ・必要なものまとめ
https://chiemiishii.com/taiwan-taipei-songshan-airport-simcard/

eSIMとは？【差し替え不要で人気】

eSIMは、QRコードを読み込むもしくは、アプリで設定するだけで使えるデジタルSIMです。

メリット

• SIMの差し替え不要
• 出発前に設定できる
• 荷物が増えない

デメリット

• 古いスマホは対応できない（iPhoneは2018年発売のiPhone XS/XS Max/XR以降対応）
• 初回設定に少し不安を感じる人も

こんな方におすすめ

• 短期旅行
• 荷物を減らしたい
• 空港でバタバタしたくない

実際に使用した感想

シンガポール旅行をした際に利用しました。
日本でアプリから必要日数分のeSIMを購入。
現地に到着してからスマホで設定したらすぐに開通しました。

海外SIMカードを利用した際にはLINEの引き継ぎ失敗や空港・街中で購入する手間と時間がありました。
しかし、eSIM利用時はそれらがなく快適でした。
また、飛行機を降りてすぐにスマホを使えたのは、言語に不安がある土地で安心感がありました。

設定がうまくできるか不安でしたが、購入したeSIMの設定方法を見ながら進めれば非常に簡単に接続できました。
ネットやアプリで日常的に買い物をしている方であれば、問題なくeSIMを設定できると思います。

eSIM名	対応国	日数	通信容量	料金帯	設定方法	日本語対応	公式サイト
グロモバeSIM ★おすすめ	約200国	3日〜	定額 / 無制限あり	中	QRコード	◎	▶ 公式を確認
エアトリeSIM	約200国	1〜30日	定額 / 無制限あり	中	QRコード	◎	▶ 公式を確認
SkyeSiM	約120国	1〜30日	定額 / 無制限あり	中	QRコード	◎	▶ 公式を確認
eSIM-san	国別	日数別	定額	中	QRコード	◎	▶ 公式を確認
Esimatic	約200国	日数別	定額	中	アプリ	△	▶ アプリ
Airhub Japan	国別	日数別	定額	やや高	QR / アプリ	◎	▶ 公式を確認
YOHO Mobile	約200国	1〜30日	定額 / 無制限あり	安〜中	QRコード	◎	▶ 公式を確認
Airalo	約200国	7〜30日	定額（GB制）	安	QR / アプリ	△	▶ 公式を確認
Saily	約200国	7〜30日	定額（GB制）	安	アプリ	○	▶ 公式を確認
Simify	国別	日数別	定額	中	QR / アプリ	△	▶ 公式を確認
トリファ	約200国	日数別	定額	中	QRコード	◎	▶ アプリ

👉 最近は台湾・韓国・ヨーロッパ旅行ではeSIMが主流になりつつあります。

海外Wi-Fiレンタルとは？

海外Wi-Fiレンタルは、ポケットWi-Fiをレンタルして複数人で共有する通信手段です。

メリット

• 複数端末で使える
• 設定が簡単
• スマホ以外も接続可能

デメリット

• 充電が必要
• 荷物が増える
• 盗難・紛失・故障リスク

こんな方におすすめ

• 家族・グループ旅行
• 設定が苦手
• PC・タブレットも使いたい

サービス名	対応国・地域	通信容量	料金目安	同時接続	受取方法	返却	おすすめ度	公式サイト
GlocalMe	世界	無制限あり	普通	最大16台	宅配	郵送	★★★★★	▶ 公式を確認

【比較表】SIMカード・eSIM・海外Wi-Fiレンタルの違い

それぞれの特徴を踏まえたうえで使いやすさ・料金・違いを一覧で比較すると以下の通りです。

比較項目	海外SIM	eSIM	海外Wi-Fiレンタル
主な利用方法	SIM差し替え	QRコード設定	ルーター共有
設定の簡単さ	△	◎	◎
荷物	◎	◎	△
複数人利用	△	△	◎
通信の安定性	◎	◎	○
料金目安	安い	普通	やや高め
初心者向け	△	○	◎

迷ったら、短期旅行・ひとり旅ならeSIM、家族旅行なら海外Wi-Fiレンタル、コスト重視なら海外SIMカードがおすすめです。

どれを選べばいい？タイプ別おすすめ

初めての海外旅行

→ 海外Wi-Fiレンタル or eSIM

ひとり旅・短期旅行

→ eSIM

長期滞在・節約重視

→ 海外SIMカード

海外旅行前に通信環境を準備しておこう

よくある質問（FAQ）

Q. 海外SIMカードは日本で買うべき？現地？

A. 初心者は日本での事前購入がおすすめです。
現地購入は言語や設定で困ることがあるほか、混雑していると購入に時間がかかることもあります。

Q. eSIMは誰でも使える？

A. SIMフリーかつ対応機種のスマホが必要です。出発前に必ず確認しましょう。
iPhoneの場合は2018年発売のiPhone XS/XS Max/XR以降のモデルは対応しています。

Q. 海外Wi-Fiは遅い？

A. 利用する国・地域や時間帯、回線によりますが、最近は動画視聴も問題ないケースが多いです。

まとめ｜海外通信手段は「旅のスタイル」で選ぼう

海外で使う通信手段に絶対の正解はありません。
大切なのは、以下のポイントを見て自分に合った方法を選ぶことです。

• 旅行日数
• 人数
• スマホ操作の得意・不得意
• 予算

旅行前に通信手段をどれにするか準備しておけば、海外旅行はもっと快適で安心なものになります。
「高額なローミング請求」「通話サービスが使えない」「無料Wi-Fiを探す」といった不便な問題が起きる前に準備しておきましょう。

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