ウォン・カーウァイ監督の名作『ブエノスアイレス(春光乍洩 / Happy Together)』。
物語の舞台はアルゼンチンですが、いくつかのシーンは台湾・台北で実際に撮影されています。
今回は、そんな「台北に残るロケ地」を実際に歩き、映画の面影を探してきました。
映画を愛する方や、台湾旅行の予定がある方の参考になれば嬉しいです。
※当ブログに掲載されている聖地巡礼の各ロケ地撮影画像は2022年冬〜2023年春頃です
映画『ブエノスアイレス(Happy Together)』とは?
| タイトル | 『ブエノスアイレス』(原題:春光乍洩、英題:Happy Together) |
| 監督 | ウォン・カーウァイ |
| 出演 | トニー・レオン、レスリー・チャン、チャン・チェン |
| 公開 | 1997年 |
| 物語 | 香港からアルゼンチンへ渡った恋人同士・ウィンとファイの愛の行方を描く作品。 |
『ブエノスアイレス(春光乍洩 / Happy Together)』はアジアから離れたアルゼンチンが舞台。
恋人同士のウィン(レスリー・チャン)とファイ(トニー・レオン)が異国の地で繰り広げていくラブストーリーです。
主要人物はウィンとファイの2人で、彼らに関わる人物としてファイが勤める中華料理店で働くチャン(チャン・チェン)が登場。
3人の人間関係や人生の切なさ、美しさを謳ったヒューマンストーリーでもある名作映画です。
映画『ブエノスアイレス(春光乍洩 / Happy Together)』の4K公式予告
なぜ台北で撮影が行われたのか?
本編の舞台はブエノスアイレスですが、いくつかの短いカットについては 台北市内で撮影されたことが台湾のメディア記事やインタビューで語られています。
映画の終盤でチャンの実家である台北へファイが訪れるシーンやエンディングで台北メトロ「文湖線」が使われていたりと映画の重要場面を台北で撮影。
特に “夜市の路地” や “駅の出入り口周辺” のシーンは、当時の台北の風景が使われたと言われています。
台北で巡れるロケ地スポット
遼寧街夜市付近の屋台(チャンが働いていたシーンとされる場所)
映画の中でチャンが働く料理店のシーンが、遼寧街夜市の屋台街。
ただし、以下の理由で「正確な店の特定は困難」です。
- 当時の建物や屋台の配置は現在と大きく変わっている
- 特定の店を断言できる公式資料はない
それでも、屋台街の入り口付近は映画の空気感が色濃く残っていて、歩いているだけで作品世界を思い出します。





報時光UDNtimeの2024年01月11日の記事(https://time.udn.com/udntime/story/122834/7701524)の画像クレジットに1997年01月18日と書かれています。


映画を見る限り、ファイが訪れたお店は南京復興駅から遼寧街夜市へ入る屋台街の一番端、夜市の入り口にあります。





現地で何度も映像と見比べながら探しましたが、残念ながらファイがお食事をしたお店は見つかりませんでした。
お店が映画のために作られたセットなのか実在していたのかも不明です。
遼寧街夜市の屋台街で作中のファイ(トニー・レオン)と認証ショット!

アクセス
- MRT「南京復興駅」から徒歩約5分
- 夜市の入り口付近は雰囲気が良く、散策におすすめ。
MRT 忠孝復興駅|エンディング近くに映る風景



ファイが歩く印象的なカットに、忠孝復興駅周辺 が使用されたと言われています。
ここは現在も大きくは景観が変わっておらず、映画のシーンと見比べると「この角度だ」と分かりやすいスポットです。
撮影当時の映像を覚えている方なら、すぐに気づくはず。

映画の最後にエンディングテーマと同時に流れるのが台北メトロ「文湖線」からの景色や、駅から外を眺めている映像も撮りました。
アクセス
近くで立ち寄れるグルメ情報
ロケ地巡りの途中で見つけた、おすすめの飲食店もご紹介します。
遼寧街夜市の屋台
他の台湾夜市に比べるとかなりこじんまりとした印象の夜市。
夜遅くまで営業しており、ふらっと食べ歩きができます。
麺料理やフルーツジュースなど、手軽に楽しめるローカルグルメも多いです。
丈母娘薬燉排骨
映画の世界観を味わうために、現在その場所にあるお店「丈母娘薬燉排骨」へ行ってみることにしました。
お店の方にここがロケ場所だったのか聞いてみたけれど、当時のことを知らないようで真相は分からずじまい。
こちらで古早味 焢肉飯をいただきましたが、美味しかったです。
ファイと同じような屋台気分を味わいたい方はこちらのお店へ!
鵝肉城活海鮮
遼寧街夜市で日本人に有名なのは「鵝肉城活海鮮」というカラフルなネオンが際立つ海鮮やガチョウが名物のお店。
台湾や台北特集の雑誌、旅行本の表紙などによく出ているため、知らないうちに目にしたことがある方も多いはず。
私も一度お伺いしましたが、名物のガチョウ肉が美味でした!
ロケ地巡りをしつつ、こちらのお店でお食事するのも台湾観光の思い出におすすめ。
アルゼンチンのロケ地
韓国俳優のアン・ジェホンさん、カン・ハヌルさん、元Wanna Oneのオン・ソンウさんが出演されていた韓国バラエティの『トラベラー アルゼンチン編』を先日配信で拝見。
タイトル通りアルゼンチンを旅する番組で、『ブエノスアイレス(春光乍洩 / Happy Together)』に出ていたお店や場所が登場。
旅の最後にエクレルール灯台を訪れていて感動しました!
お食事も美味しそうでしたし、景色も美しくて、いつかアルゼンチンにも行ってみたいです!
ロケ地巡りをしてみて感じたこと
映画の舞台はアルゼンチンなのに、台北にはその“影”のようなシーンが存在します。
『ブエノスアイレス(春光乍洩 / Happy Together)』の映画公開は1997年。
映画はそれ以前に撮影されたと考えると映像に映る景色は約30年ほど前です。
確証のあるロケ地は多くありませんが、「当時の空気感」 が残る場所を歩くだけでも、作品への理解が深まりました。
ウォン・カーウァイ監督作品というと上海や香港のイメージですが、この映画は前述のとおり台北でのシーンがあるので日本から近い台北でロケ地巡りができます。
ウォン・カーウァイ作品が好きな方には、ぜひ訪れていただきたい場所です。
まとめ
- 『ブエノスアイレス(春光乍洩 / Happy Together)』の一部は 台北市内で撮影
- 遼寧街夜市付近 と 忠孝復興駅周辺 が特に有名
- 現在は景観が変わっているため、「確証のあるロケ地」と断言はできないが、雰囲気は十分に楽しめる
- グルメスポットもあわせて巡ると、映画と旅行の両方を満喫できる
映画好きも、台湾好きも楽しめる聖地巡礼スポットです。
▼日本の配給元であるアンプラグドさんがYouTubeで公開されているウォン・カーウァイ監督作品4Kバージョンの映画予告編
参考
https://inagara.octsky.net/buenosuairesu#i-16
http://www.gangm.net/argentina/happyTogether/index.html
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